久々の再会。変わったことと変わらないこと。
3年続いたコロナ軟禁もようやく解かれ出した雰囲気の日本。
コロナ禍2年目で妊娠出産し、仕事も産休育休に入ったため、めっきり人と会う機会が減った。
生まれたての次男は心疾患があり、感染症が命の危険になる可能性も高かったし、無事手術が終わっても、まだコロナ禍。
手術での体力消耗もあってなのか、本人の体質がそうなのか、術後半年ほどは次男自身もほとんど毎日を寝て過ごしていたので、外出どころではなかった。
長男の保育園の送迎があって、毎日外に出る機会も先生やママ友とお話する機会もあったし、すっかりお家でゆったり過ごす術を身につけ始めていたし、元々インドア派なので、そこまで苦にはならなかった。
ただ、友人と会えないのはなかなかしんどかった。
2月の中旬、ようやく4年ぶりぐらいに高校時代からの友人たちと再開した。
これまでも、コロナの波が落ち着いている合間に会おう会おうと計画しては、だれかの子どもの体調が悪くなったり、コロナが再燃したりしてなくなっていたのだった。
本当にようやく。
久々の再会に、ドキドキ。
4年ぶりなので、お互いにアラサーだったのがアラフォーになってしまった。
スキンケアもヘアケアも、子育てに追われていることを理由にすっかりサボってしまっている。
もちろん、産後太りもヤバい・・・
気付かれなかったらどうしよう。
友人たちも同じ発想になったようで、前日からその話題でラインはもちきり。
みんなとりあえずパックしたりできることをして集まることになった。
こういうのも高校時代からの友人だからこそのノリだなぁ。
久々のワクワク感。
行きの電車で今度は指の毛が気になり始めた。
ラインすると、そのことでまたひと盛り上がり。
ワクワクすっぞ!(悟空か)
私は人見知りなので、久々すぎて人見知りしたらどうしようとも少し考えていたが、そんな心配は不要だった。
会った途端に溢れ出す笑顔とことばたち。
尽きない話題と笑い声。
ヤバイ。たのしーーーー!!
出身が東北なので、みんなで東京のど真ん中で東北弁で話し出す。
どうでもいいことで笑い合う。ツボる。
そうそうこの感じ。
みんな変わらない。
みんなシワやシミが増えているけど。
お互い子どもが増えていたり、親が亡くなっていたり、いろいろ変わっているけど。
コロナが社会を分断してしまったとよく聞く。
失われた3年間。
亡くなった人も多く、後遺症がまだ残っている人もいる。
経済的な影響を大きく受けている人もいる。
コロナが残した爪痕は大きい。
でも、本当に大事にしたい人との繋がりは奪えなかった、と私は思いたい。